2025年4月1日、株式会社ISE広島育ちに4名の女性新卒社員が入社しました。4名全員が高卒入社で、若さと意欲にあふれる新たな仲間が加わり、現場にはさっそく新しい風が吹いています。
実はこれまで、採用は1〜2名が中心だったため、今年は過去最多の採用人数となりました。
今回は、そんな新入社員4名の素顔や研修・育成体制、そして教育担当者の声まで、たっぷりとお届けします。
新入社員のご紹介




座学も実技も、即現場で活かせる内容に!ISE広島育ちの研修内容

ISE広島育ちの全体研修は、わずか1週間。ヒロマツグループ全体で行う合同研修を経て、4月4日からはISE広島育ち独自の研修がスタートし、4月16日にはお好み焼みっちゃん総本店井畝満夫の店の各店舗で勤務が始まります。
研修内容も、まさに飲食店ならでは。
食品ルールの座学では、みっちゃん総本店で扱う食材やソースに含まれる成分などを学びます。
というのも、お客様の中にはアレルギーや宗教上の理由で、食べられない食材があることも多いためです。
その他、会社の歴史や理念を学んだ上で、「今のお客様が何を求めて来店しているのか?」という営業視点の内容にも触れていきます。また、ISE広島育ちの本社に併設された冷凍工場では、4日間にわたって「生地(きじ)引き」の練習を実施。お好み焼のすべての工程を一気に習うわけではなく、まずは”生地引き”に特化して繰り返し練習を重ねます。
みっちゃん総本店の極意は、「複数人で1枚を焼くことで、その日提供するお好み焼の味を均一にする」ということ。一人で全ての工程を担うのではなく、一工程をいかに早く・正確に・おいしく作れるか。その力を身につけることが、第一歩となります。



“ここで働きたいと思った理由”と“心に残った研修”は?
新入社員にリアルな声を聞いてみました!
▷藤石風鈴さん
——志望動機は何でしたか?
「居酒屋でアルバイトをしていた経験から、将来も飲食の仕事がしたいと考えていました。また、一人暮らしも希望していたため、その条件で探していたところ、伝統ある『みっちゃん総本店』に出会い、『ここで働きたい』と思いました。」
——心に残った研修を教えてください!
「特に楽しかったのは工場研修です。同期と一緒に切磋琢磨できて、素の自分でいられたのが楽しかったです。」
▷伊藤寧々さん
——志望動機は何でしたか?
「島根出身で、バレーボール部だったため広島にはよく遠征に来ていました。その際、お母さんや部活の顧問の先生が『みっちゃん総本店』のお好み焼が大好きで、よく一緒に食べていました。お店の雰囲気も好きだったので、求人を見てすぐに応募しました。」
——心に残った研修を教えてください!
「全店舗を見学した日が一番印象に残っています。実際に店舗に足を運ぶことで、従業員の皆様がお好み焼を焼いている姿やお店・先輩方の雰囲気を目の当たりにし、一気に『ここで働くんだ』という実感が湧いてきました。」

▷十文字桜さん
——志望動機は何でしたか?
「地元が広島で、昔からお好み焼が大好きでした。自分の「好き」に関われる仕事がしたいと思って求人を探していたところ、『みっちゃん総本店』が目に留まりました。調べていく中で、伝統のある会社であることや、工程一つひとつへのこだわりを知り、興味がさらに深まりました。」
——心に残った研修を教えてください!
「一番印象に残っているのは宿泊研修です。ISE広島育ちがヒロマツホールディングスの一員であることは知っていましたが、実際にたくさんのグループ会社の仲間と集まることで、規模の大きさを実感しました。」
▷大原美咲さん
——志望動機は何でしたか?
「昔から『人と関わる仕事』がしたいという思いがありました。接客業に興味を持ち、学校でも関連する資格を取得。見学に行った中で、職場の人間関係が一番良かったのが「みっちゃん総本店」で、ここで働きたいと強く思いました。」
——心に残った研修を教えてください!
「宿泊研修が印象的でした。初対面の人とグループワークをする中で、人見知りしてしまう場面もありましたが、周りの方々がとても優しく、安心して参加できました。とても楽しい思い出として残っています。」

教育担当者に聞いた、「高卒採用」と「キャリア」の話
今回の新入社員4名の採用について、教育担当の馬場さんにお話をうかがいました。
——高卒採用を積極的に進める理由とは?
「現在、店舗の主力となっているスタッフの多くが、高卒で入社したメンバーです。
大卒の新入社員が入社1年目を迎える22歳の頃には、高卒社員はすでに数年のキャリアを積み、現場で活躍しています。これは飲食業の大きな魅力の一つです。だからこそ、これからも高卒採用には力を入れていきたいと考えています。
実は、高卒採用に取り組み始めたのは4年前からですが、今年は初めて女性4名が入社してくれ、過去最多の採用数となりました。偶然にも今回は全員が女性でしたが、これは非常に良い流れだと感じています。というのも、戦後から続く文化の中で、最近では「焼き手」になりたいという男性が少なくなってきているという課題があるからです。
そんな中で、今回の新入社員たちが、数年後に鉄板の前で活躍する姿を見た次の世代が、『私も焼き手になりたい』と思ってくれるかもしれない。そう考えると、新しい風が吹き始めているようで嬉しく思います。」
——みっちゃん総本店のキャリアプランとは?
「現在、みっちゃん総本店のスタッフ構成は、アルバイトが約8割、正社員の男女比はおおよそ7:3です。
アルバイトと正社員は『焼き手かどうか』で役割が分かれており、新入社員の最初の目標は『焼き手』として鉄板の前に立つことです。
ただし、配属直後はアルバイトと同じく接客を担当するため、焼きの練習はスタッフの賄いを作る中で身につけていくことになります。みっちゃん総本店の焼き方の特性上、『一人で全工程をこなす』よりも、『チーム全体と同じスピードで、工程ごとの作業をこなせる』ことが重要です。そのため、技術の習得にはある程度の時間がかかるかもしれません。
とはいえ、早い人では入社1年以内にすべての工程を担当できるようになる場合もあります。本人の希望によって、将来的には役割の幅が広がることもあります。」
——新人たちへの期待すること
「まずは1年間、元気に働いて、「みっちゃんに来てよかった」と思ってもらうこと。それが何より大切です。
その中で、それぞれがやりたいと思えることを、うちで見つけていってほしいですね。
もし一人でも、『焼き手として10年、20年頑張っていきたい』と思ってくれる人がいたら、それはとても嬉しいです。
ちなみに……色々と偉そうに話してしまいましたが、僕自身は一切焼けませんし、焼きません(笑)。」
最後に冗談まじりに話す馬場さんの姿からも、スタッフを信頼して任せている様子が伝わってきました。

こうして、新たな一歩を踏み出した、ISE広島育ちの4人の新入社員たち。
実は、配属初日にはテレビ局の取材も入り、その様子が【みっちゃん総本店公式YouTube】にて公開されています!ぜひ、リアルな初日の表情をご覧ください。
これから彼女たちがどのように成長し、みっちゃん総本店を支える存在へと育っていくのか——
次にお店を訪れたとき、笑顔で迎えてくれるのは、もしかしたら彼女たちかもしれません。