新店

「日本の品質を、NZの地で体現する」MAHO新店舗オープンレポート

今回は、ニュージーランドを拠点とし2025年11月8日 に移転オープンを迎えたヒロマツホールディングスのグループ会社である「MAZDA HOMEGROWN DIRECT IMPORTS LIMITED」(通称:MAHO) について、レポートして参ります!

MAHOってどんなお店?

MAZDA HOMEGROWN DIRECT IMPORTS LIMITED(以下、MAHO)は、2015年に㈱広島マツダがニュージーランドに設立し、日本の正規ディーラーから直接輸入販売を行うNZ国内では希少な存在のカーディーラーです。マツダ発祥の地・広島をルーツに、“地元で育ち、地元とともに成長する=Home Grown” の精神を店舗の世界観に反映し、地域の文化・ものづくり・人のつながりを大切にする場づくりが特徴です。

移転の背景 ― MAHOが変わる決意

MAHOは旧店舗で10年間営業し、サービス品質はお客様から高い評価を得ていました。しかし、“認知度の低さ”と“売上の伸び悩み”という課題がありました。この状況を好転させるために、水面下で移転先を探す動きが始まったそうです。
そんな中、Penrose駅前という好立地の物件との出会いが、移転への想いを後押ししました。
元々、移転先を選ぶ基準として、
1.認知度向上と繁盛店づくり
2.高品質なサービス提供のための環境整備 
3.従業員が誇りを持ち働ける職場づくり 
4.アクセス性の高い立地
という複数の条件を叶えられる場所を探していました。今回移転することになった「Penrose駅前」の土地であれば、メンバーの想いを実現するチャンスがある!という希望のもと、移転プロジェクトが動き出しました。

新店舗オープンの概要

新店舗は、NZで最も人口が多いオークランドの 99 Station Road, Penrose に位置し、鉄道駅の目の前という抜群の立地を誇ります。

今回の移転は、「日本の正規ディーラー品質をニュージーランドで提供する」というMAHOの原点を、より高い水準で実現するための大きな挑戦でした。

新店舗の紹介 ― “日本の品質”を体現

新店舗は「日本の品質」をそのままNZで表現することを軸に設計されました。
・日本のディーラーのような清潔感ある内装
・無料コーヒーが楽しめる快適な待ち合いスペース
・4柱リフトの増設による高い整備能力
・MAHOブランドカラー“MAHOオレンジ”のサイン・バナー
・広島マツダとMAHOの歴史・ストーリーを伝える展示パネル
・ウォッシュレット付きトイレ完備(海外では珍しいそうです)
など 、こだわりポイントが数多くあり、従来の店舗と比べて働きやすさ・お客様の快適さの両方が大幅に改善されました。

現地スタッフの声と文化 ― 3名で創り上げた“MAHO魂”

MAHOの現地チームは3名という少数精鋭体制で運営を行っています。平尾社長のほか、広島マツダで鍛錬を積んだ整備士、事務や広報を担当するアシスタントスタッフのみ。人数が少ないからこそ、全員で協力し、店舗作りもゼロから行いました。
MAHOの宮田取締役は、「現地業者の遅延や途中放棄が多発し、自分たちでやるしかない場面も多かったです。ホイスト(リフト)の設置や配線も自分たちで行いました。」と準備期間の大変さを語られました。
その中で改めて感じたのは、“日本企業の素晴らしさ”と、現地スタッフ全員が良い店をつくるために傾けた“情熱の強さ”でした。

お客様とスタッフのリアルな反応

様々な難局をチーム力で乗り越え、なんとかオープンに漕ぎつけた新生MAHOですが、オープン後の店舗には早速、多くの反響が寄せられています。
お客様からは、「とても清潔感がある!」「日本のディーラーみたい!」「ここでサービスを受けたい!」「友人にも紹介したい!」とのお声を頂きました。まさにMAHOが目指すお店作りがお客様にも受け入れられた瞬間でした。
また、働いているスタッフからも「自信を持って働ける環境になった」「ウォッシュレット最高!」など労働環境の改善も確かな手応えを感じました。“日本品質”はNZでも強く支持されており、MAHOの価値が確実に伝わっています。

ニュージーランド市場の特性とMAHOの独自戦略

ニュージーランドは 中古車比率が非常に高い市場 で、その多くが日本車です。特にマツダ車は、デザイン・走行性能が評価され、高い人気があります。NZのお客様は「車=消耗品」と捉える傾向が強く、だからこそ安心・安全性 を重視しています。そうしたニーズに応えるため、MAHOでは日本の正規ディーラー品質を体現する丁寧な接客・整備はもちろん、料金体系の透明化や「MAHO CARE+」(半年点検を含むパック商品)の開発・提供などに務め、お客様の安心安全なカーライフを支えています。
また、短期で車を所有するワーキングホリデー層向けにもSNSで情報発信を行い、新規顧客獲得に向けMAHOの認知拡大を行っています。

宮田取締役インタビュー ― 想いと決意

宮田取締役は2025年5月1日にMAHOの取締役に就任されました。ちなみに、宮田さんは㈱広島マツダ宇品本店での勤務、ヒロマツHDのグループ会社でプロジェクションフィルムの提案・販売・施工を行うラ・ルークス㈱での勤務も行うトリプルワーカー。そんなハードワークをこなす宮田取締役に今回のMAHOの移転についてインタビューを行いました。

——移転を終えての率直な気持ちは?
初めての店舗オープンで、自分の力不足を痛感しました。しかし、移転はゴールではなくスタート。ここから本当のMAHOをつくっていきます!

—— 今後の目標を教えてください
今後の目標は“NZ全土でMAHOを知らない人はいない”というレベルまで認知を拡大することです!
NZでマツダ車・日本車ユーザーに「MAHOで点検整備しないなんて損だ!」と思ってもらえる店にしたいです。また、MAHOで勤務するサービススタッフは広島マツダからMAHOへ出向という形でNZで勤務しています。今後はMAHOへの出向を広島マツダ社員にとって魅力あるキャリアにし、挑戦したい社員を増やしていきたいです。

—— ヒロマツグループ、日本の仲間へのメッセージをお願いします!
皆様のおかげで新店舗オープンを迎えることができました。ヒロマツグループの魅力をNZ、そして世界へ発信して参りますのでInstagramのフォローを宜しくお願いします!そしてNZに来られた際はぜひ店舗にお越しください!

ルフィのような宮田取締役
最後に・・・

MAHOの新店舗はいかがでしたでしょうか?今回の移転によって設備も環境も大幅にパワーアップしました。
これからは地域とのつながりを深め、日本品質のサービスをNZ全土へ広げるフェーズに入ります。今後、NZ市場に受け入れられるサービス開発とMAHOブランドの認知拡大に注力し、NZで最も信頼される“日本品質のカーディーラー”を目指します。
MAHOの挑戦は、ここからますます加速していきます!


MAZDA HOMEGROWN DIRECT IMPORTS LIMITED
住所:99 Station Road, Penrose, Auckland 1061
https://maps.app.goo.gl/6UyFyBnZJMyKtmJm6
TEL:09 525 6246
営業時間:月~金 9:00-17:00 土 10:00-15:00 日/祝 予約制
SNS:https://www.instagram.com/maho_direct_imports_ltd?utm_source=ig_web_button_share_sheet&igsh=ZDNlZDc0MzIxNw==

関連記事

TOP