2025年6月7日(土)に広島市中区の修道中・修道高校メインアリーナで『インクルーシブフットボールフェスタ広島2025』が開催されました。ヒロマツHDも協賛するこのイベントは、一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)と広島県インクルーシブフットボール連盟(HIFF)が主催し、障がいの有無に関係なく誰もが一緒にサッカーを楽しめる交流イベントです。サンフレッチェ広島やサンフレッチェ広島レジーナ、A‑pfeile広島など地元のスポーツチームも関わり、今年で5回目の開催となります。今回はそんな『インクルーシブフットボールフェスタ広島2025』に密着!!しました。

サンフレッチェ広島アンバサダーの森﨑さん

インクルーシブフットボールとは??
インクルーシブとは「包み込む」「排除しない」という意味で、インクルーシブフットボールはスポーツの力で分断を越え、ともに生きる社会の実現を目指す活動の一環で行われています。誰でも参加が可能で、障がい者も健常者も子供も大人も一緒にプレーすることができます。また、誰もが無理なく楽しめるよう、歩いてプレーする「ウォーキングフットボール」というルールがあり、様々な障がい者サッカー(ブラインド・デフ・電動車いす・フレーム・アンプティなど)のスタイルがあることも特徴です。
日本サッカー界のレジェンドが会長!?
今回のイベントを主催する一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、日本サッカー協会の関連団体として2016年に設立されました。「サッカーなら、どんな障がいも超えられる」というスローガンを掲げ、スポーツを通じた障がい理解の促進、障がいを超えたインクルーシブな場所づくり、障がい者選手の国際競技力向上、学校や企業との連携による社会啓発を一体的に推進しています。「競技力の向上」と「共生社会の実現」の両方を軸に活動し、障がい者スポーツの発展と社会の意識変革に貢献しています。そんなJIFFの会長を務めるのは、日本サッカーのレジェンド、北澤 豪さんです!今回のイベントでは、多くの参加者とコミュニケーションを取られていました。


電動車いすと言えばカーエース広島
今回のイベントは多くの企業の協力で開催されましたが、次世代型電動車いす「WHILL」を販売するヒロマツグループの「カーエース広島」もその内の一社として参加。「WHILL」を複数台準備して参加者の皆様に体験いただきました。サンフレッチェ広島のアンバサダーである森﨑浩司さんも最初はとまどいながらでしたが、さすが元日本代表!!すぐに要領を掴んでスイスイと乗りこなしていました!

体験会は大盛況!!
体験会では広島を拠点とした障がい者サッカークラブ「A‑pfeile広島」の選手のみなさんが様々な種類の障がい者サッカーを実践してくれました。
ブラインドサッカー(視覚障がい)は静寂の中で鈴の音と声が舞う、極限のチームスポーツと言われています。パラリンピックの正式種目でもあり、健常者の方もアイマスクを着用すれば平等性が確保されるため参加しやすいのが特徴です。参加者の皆さんは視覚を制限される中でボールから鳴る鈴の音だけを頼りにドリブルするので大苦戦していました。

アンプティサッカー(切断障がい)は一本の足と二本のクラッチでボールを蹴る、“限界を超えるサッカー”と言われるサッカー種目です。クラッチを使って行うドリブルやクラッチで身体を支えながら片足でボールを蹴る選手の凄さに参加者は感動していました。

デフサッカー(聴覚障がい)は音のない世界でプレーする、視覚と連携力を頼りとしたサッカーです。試合中は、“声なき情熱”が、ピッチに響きます。チーム内のコミュニケーションは手話やアイコンタクト、指差しなどで行い、体験会では笑顔溢れる参加者が非常に多かったのが印象的でした。

参加されました
フレームサッカー(主に脳性まひ)は「できない」を「できた」に変えるチャレンジサッカーと言われており、障がいのある子どもたちが「初めて参加できるチームスポーツ」としても注目されています。一生懸命にフレームを使ってボールを追いかける参加者の子ども達の姿には、感動を覚えました。

電動車いすサッカー(重度の肢体不自由者)は“速さ”と“知性”と“勇気”で戦う、走らなくても輝けるフルスピードサッカーと言われています。スポーツ用電動車いすにフットガードを装着し、直径32㎝の大きなボールを使用します。電動車いすの操作に不慣れな参加者も徐々にスムーズに移動するようになり、更に上達の早い参加者はフットガードでボールを蹴ることも出来るようになっていました。

イベントを終えて
大盛況で幕を閉じた「インクルーシブフットボールフェスタ広島2025」。当日集まったメディアに対し、北澤会長は「誰もが一歩踏み出して、障がいの有無に関係なくサッカーを楽しむことで、『自分にはできる』という自信を得てほしい」と強く語られました。また、「このような取り組みは、サッカーを通じて健常者と障がいを持つ人々とのあいだに自然な交流が生まれ、それぞれの違いを超えて理解し合える場として、一過性ではなく、全国各地に広げていきたい」と、今後の意欲を語っておられました 。


最後に・・・
今回初めてインクルーシブフットボールフェスタを取材させていただきましたが、障がい者スポーツをされる皆さんがとにかく明るく楽しんでおられる姿が印象的でした。また、子供や大人、健常者や障がい者など、立場に関係なく笑顔になれるインクルーシブフットボールに無限の可能性を感じました。
是非次回開催時は皆さんも参加してみてはいかがでしょうか??