8月30日(土)・31日(日)の2日間、安田女子大学内で開催された「Out of KidZania in ひろしま」に、みっちゃん総本店が参加しました。
今回のプログラムには2日間で約60名が参加できる想定でしたが、事前申込みの段階で抽選が行われるほど大人気。イベント当日、会場内では「友達は落選して、自分だけ参加できたんです」という声もちらほら聞こえました。
みっちゃんのレシピで、本物の職人と一緒にこどもたちが “自分の手でお好み焼を作る” ――。
そんな特別な2日間となった会場内の様子を、本記事でたっぷりお届けします!
Out of KidZania in ひろしまとは?
「Out of KidZania in ひろしま」は、広島ホームテレビと広島県、安田女子大学などが共同で主催した特別企画。キッザニア監修のもと2つの会場で、二週に分けて開催されました。
8月23日(土)・24日(日) 会場:イオンモール広島府中
8月30日(土)・31日(日) 会場:安田女子大学
今回取材に伺った安田女子大学では、学生スタッフが運営ボランティアで参加、学科の特色や施設を活かした大学ならではのプログラムも多くありました。こどもたちがユニフォームに身を包み、真剣に“職業体験”に取り組む姿があちこちで見られ、まさに、夢中になって楽しみながら学べる特別な環境です。学内で行われた同時開催のイベントも盛り上がっていました。




一言メモ👀 キッザニアとは?
「キッザニア」といえば、東京・兵庫・福岡に展開する“こどもが主役”の職業体験テーマパーク。実際の制服や道具を使って、楽しみながら社会の仕組みを学べるとあって、全国のこどもたちに人気の施設です。
イベント出店までの舞台裏
じつは今回、この「Out of KidZania in ひろしま」にみっちゃん総本店が参加を決めた背景には、もう一つのグループ企業、株式会社グッドフォルム の存在がありました。
ひと言メモ👀 株式会社グッドフォルムとは?
2024年に創立したヒロマツホールディングスのグループ企業。広告代理業をメインに、メディアプロモーションや広告物の企画・制作、マーケティングなどを手がける会社です。
当企画を知り、アウト・オブ・キッザニアの主旨がクライアント企業とマッチすると考えたグッドフォルム取締役の岩本さん。
さっそく数社へ参加を提案し、その中で手を挙げたのが、 お好み焼の名店・みっちゃん総本店でした。みっちゃん総本店を運営するISE広島育ちは、「皆さまに広くお好み焼を知ってもらい、お好み焼に触れていただく」ことを目標に、これまでもさまざまな取り組みを行ってきた企業です。
その背景には、
●観光客が増えたことで地元のお客様が店舗を利用しづらくなっている
●広島の若い世代で、日常的にお好み焼を食べる文化が薄れつつある
という課題がありました。
だからこそ今回のアウト・オブ・キッザニアは、
●“地元・広島の企業”としてブランドイメージを訴求する
●こどもたちとその親御さんにお好み焼をもっと身近に感じてもらう
●広島の食文化として、お好み焼が「日常に根付く」きっかけを作る
そんな想いを実現する絶好のチャンス。
岩本さんの提案により、みっちゃん総本店のイベント参加が実現したのです。


本物の鉄板で「職人」を体験!お好み焼づくりに挑むこどもたち
参加者のこどもたちを迎えたイベント当日。 制服に着替え、マスクと衛生キャップを装着して、手洗いをするところからプログラムが始まりました。
はじめての体験に、ワクワク嬉しそうな顔の子もいれば、ちょっと不安そうな子も。前室でみっちゃんの歴史を学び、注意事項などの説明を受けたら、いよいよ 保護者立ち入り禁止の調理場へ―― ここからは、こどもたち自身の挑戦が始まります。


▷生地から作る、みっちゃんの「お好み焼」
調理の流れは、実際の店舗とまったく同じ。
小麦粉を水で溶いて生地を作り、熱した鉄板の上に生地を引いてから、そこに鰹節・キャベツ・天かす・もやし・豚肉を順に重ねていきます。
そして最大の山場が「ひっくり返し」。薄い生地に乗る山盛りの具材に、こどもたちはどこか不安げな様子…。
そんな中、二代目・上川社長がお手本を見せ「ひっくり返す工程は失敗しても巻き返せる!」と明るく激励。背中を押されたこどもたちは勇気を出してチャレンジし、ドキドキしつつも、見事に成功させていました。
続いて生麺を茹で、具材を重ね、卵を割って仕上げ。最後にもう一度ひっくり返してソースを塗れば、“世界にひとつだけのお好み焼”が完成です!




▷完成したお好み焼と、はじめてのお給料
完成したお好み焼はパックに詰めて持ち帰り。最後にみっちゃん総本店が用意してくれた「秘伝のレシピとオリジナルのお好み焼ソース」を受け取り、さらに「お給料」の代わりに限定通貨 「じゃけん」が手渡されました。参加者はこの「じゃけん」を使って構内のショップでお買物ができるという仕組みで、最後までワクワクが続く体験となりました。




▷参加者の声
職業体験を終えたこどもたちからは、
・「楽しかった!」
・「生地を広げるのが難しかった」
・「具材がたくさんでひっくり返せるか不安だったけど、成功して嬉しかった!」
などの声が次々と寄せられ、満足げな笑顔があふれていました。




みっちゃん総本店のYouTubeでも当日の様子が公開されています。是非ご覧ください!
こどもたちに“本物のお好み焼体験”を ―― 担当者が語るイベントへの想い
——このお話を聞いたとき、まずどう感じましたか?
「ふだん接点のないお客様にみっちゃんを知ってもらい、広島の食文化をこどもたちに直接伝えられる、そんな良い機会になると思います」―― グッドフォルムの岩本さんからそうお声がけいただいたとき、まさに私たちが目指していることに通じると強く共感しました。
個人的にも、過去に自身のこどもを福岡の本家キッザニアに連れて行った経験があり、そのときの良い思い出を、広島のこどもたちにも是非感じてもらいたいと思いました。
——イベントを終えてみて、手ごたえは?
定員を超す多くの皆さまからお申込みをいただき、「お好み焼が好き」「作ってみたい!」という声を直接お聞きして大きな手ごたえを感じました。プログラム中は親御さんたちも手を出さず、こどもたちが頑張る姿を見守ってくださり、その距離感もとても良かったです。
意外だったのは、「二代目が直接教えてくれるんですね」と皆さんに喜んでもらえたこと。思った以上にポジティブな反応が多く、嬉しい驚きでした。

——こどもたちへの配慮、工夫したことはありますか。
じつは、調理工程のなかで難しいと言われる「ひっくり返し」はそこまで心配しておらず。こどもたちの指導という点で最も気をつけたのは火傷です。今回、会場内に店舗で実際使っている鉄板を持ち込んだのですが、低学年の小さなお子様が踏み台の上に乗ったとき、腕や袖が鉄板に触れやすい高さになったので、普段以上に注意を払いました。
また「うまく卵を割れるかな?」など心配していましたが、皆さんとても上手で驚きました。お好み焼が好きで、普段から家庭で食べられている方が多くご参加くださったので、戸惑うことなく職人体験を楽しんでくれていたと思います(ISE広島育ち:馬場さん)。

お好み焼を「食べる」のではなく、「作る」楽しさを味わった今回の体験は、こどもたちにとってお好み焼をぐっと身近で特別な存在にしたはずです。
みっちゃん総本店が届けるこうしたチャレンジは、広島の食文化を次の世代へつなぐ架け橋となることでしょう。こうしてヒロマツHDの中で生まれるシナジー。これからどんな新しい企画が生まれるのか、ますます楽しみですね!
【会社情報】
・会社名:株式会社グッドフォルム
・住所:広島市中区幟町13-4 広島マツダビル12階
・HP:https://good-form.jp/




