会社紹介

異色の経歴で新社長へ就任 ~(株)広島かきドットコム~

<グループ会社紹介コラム>

このコラムでは、ヒロマツグループ会社を紹介していきます!
今回取りあげる企業は、2024年3月からグループの一員となった「広島かきドットコム」です。

「広島かきドットコム」ってどんな会社?

まずは、簡単に概要をお伝えします。

主に『生牡蠣』と『牡蠣の加工品』を販売しています。特に牡蠣の加工品「金の牡蠣」と「銀の牡蠣」は、おりづるタワー1階「ひろしまIPPIN本店」の牡蠣商品部門で常に売上上位を獲得している人気商品です。

「金の牡蠣」 : 銀の牡蠣を「オイル漬け」にしたもの
「銀の牡蠣」 : 牡蠣の「一夜干し」 

異色の経歴

2025年4月付けで(株)広島かきドットコムの社長に就任したのは、山本裕也さん。
実は東京でアパレル会社の販売や総務を12年間携わっていた異色の経歴の持ち主です。「洋服で人生が変わる」ほどの経験をした山本社長は、アパレルの世界にのめり込みます。仕事もプライベートも順風満帆だった時、突如起こった2011年3.11の「東日本大震災」を経験し、広島へのUターンを決意。2014年、地元広島に貢献したいという思いで(株)広島マツダ(おりづるタワー)へ転職した後、2020年には広島国際空港(株)へ出向し、2025年に(株)広島かきドットコムの社長として現在に至ります。
おりづるタワーでは、施設立ち上げやカフェの運営を任され、広島国際空港では、イベントなどの企画やターミナルビルの集客・プロモーションを行う日々。そこから一変して、生牡蠣や牡蠣の加工品を扱う同社の社長に就任します。

当時の本音

「なぜ自分なのだろう…?」
社長就任を打診された時、最初に感じた率直な思いです。今までの経歴から考えると、自分が広島かきドットコムに異動するだけでなく、その代表者として就任することは、全くの想定外でした。
しかし、「おりづるタワーとの関係もあるから」と言われた時には、「そういうことか。」と納得します。以前はおりづるタワーの運営側でしたが、これからは、出品する側の立場に。おりづるタワーのことを良く知っているからこそ、両者にとってメリットのある取り組みが自分なら何か出来るはず!という考えへと変わりました。どのような取り組みをして、どう成果へつなげるか、プレッシャーを感じながらも初めて社長としてのスタートを切ります。

見えてきたもの

現在の従業員数は、パートを含めて4名。少人数で効果的に取り組むためには、仕入れから受発注、在庫管理、精算などの管理体制づくりが欠かせません。体制を整えながら販売戦略の実施に向けて動き始めましたが、あれもこれもと思うと手が回りません。そんな状況で心強い支えになったのは、ヒロマツグループとしての基盤があるということ。ヒロマツHDならではのノウハウやチームワークなどバックオフィス体制が山本社長を後押ししました。
管理体制づくりを進めながらも営業活動にも力を入れ、商品をどう広げるか、いかに知ってもらえるかを第一に考える日々が続きます。牡蠣製品が売られている売り場を視察しては、ひたすら試食し、より魅力ある販売方法を研究したそうです。そこで改めて感じたのは、「売り場」と「認知度」の大切さ。
ステップを整理しながら、実施計画を立てていきます。

新たな一歩

売り場では、掲示するポスター1枚からこだわります。インバウンド観光客向けに英語表記を追加したり、商品の特徴がひと目みて分かるような配置にしたりと、細かい工夫を重ねます。また、現場の販売体制も強化。スタッフ1名のみで試食販売を行っているため、試食販売をした日とそうでない日の販売数の差が歴然としていました。今後は1名増員して2名体制にすることで、安定した試食販売を行うことに決めました。人件費が増える分、今まで以上に売上を立てる必要はありますが、攻めの姿勢で売り場の改革を進めます。
また、認知向上に向けてSNSへの取り組みも開始しました。ヒロマツHDの協力を得て、インスタグラムを開設し6月から早速投稿しています。店頭だけでなく、どこにいても商品を知ってもらえるきっかけを作ります。

魅力を伝える一人の女性

おりづるタワー1階の「ひろしまIPPIN 本店」。
そこで試食販売をしているのが、昨年の8月から広島かきドットコムの一員に加わった田中さんです。これまでデパートなどで食品や絵画などの接客販売をしてきた経験を活かして「金の牡蠣」「銀の牡蠣」の試食販売を担当しています。
そんな田中さんの特徴は、なんといっても「主婦目線!」
「金の牡蠣」「銀の牡蠣」は、意外と自分用に買って帰られる方も多いため、家庭でどのような食べ方ができるのか、自分で実際に試しているそうです。
「おつまみだけではなくて、他にもたくさんアレンジできた方が良いでしょ?」と話す田中さん。
「パスタ」や「雑炊」、「おむすび」や「チャーハン」など、すでに様々なアレンジを試したそうです。
そして、簡単でおいしく食べられるアレンジレシピをセールストークに巧みに織り交ぜます。
「おばちゃん、上手じゃね~」と言いながら買っていかれる方や、まとめ買いされるインバウンド観光客もいらっしゃるようです。
お酒のおつまみとして食べることが一番おいしいはず、と率直に話す田中さんですが、あえてアレンジ方法を紹介するには理由がありました。それは、田中さんご自身が「お酒を飲まない、主婦」だから。
お酒を飲まない方でもおいしく食べてほしい。忙しい主婦には短時間で作れて、おいしいおかずの1品にしてほしい。そんな田中さんの考えは、同じ境遇のお客様からもたくさんの支持を得ているようです。

山本さんが社長に就任してまだ3ヶ月。取り組みは始まったばかりですが、全国の人が「“探してでも”買いたくなる商品」を目指していきます。手土産としても、自分用のおつまみや夕食の1品としても、ピッタリの商品です。
まだ味わったことのない方は、ぜひ一度ご賞味ください!

山本社長からひとこと

牡蠣といえば、「生牡蠣」というイメージがあるかもしれませんが、実は加工品でも生牡蠣のようなおいしさを味わうことができます。
「金の牡蠣」「銀の牡蠣」は、旬の牡蠣の旨味を1滴たりとも逃さない特殊加工をしており、一年中おいしい牡蠣が食べられる商品です。
広島県外の方へのお土産はもちろんですが、県内の方へもちょっとした手土産や夕食のおかずなどに選んでいただきたい逸品です。
6月からインスタグラムも開設していますので、ぜひフォローもよろしくお願いします!
@kingin_kaki

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・ひろしまIPPIN 本店
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※自社オンラインショップ等、各種ECサイトでも取扱中

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