高齢化が進むなか、運転免許の自主返納は社会的にも広がりを見せています。
都市部では公共交通機関の選択肢が比較的多く、返納後の生活もイメージしやすい一方で、公共交通が限られる地方では事情が異なります。
買い物や通院、ちょっとした外出。
日々の生活を支える“移動”をどう確保するか――。
今回は、三次市を拠点に自動車販売・整備を行う三次マツダモータース株式会社で取り扱いを開始した、免許不要の電動三輪車「REUDO RE001」について、その背景と実際の反響を取材しました。
一本の問い合わせから始まった取り組み
きっかけは、免許返納を考えている高齢の方からの一本の問い合わせでした。
「運転に不安を感じている。免許を返したいと思っているが、リュウドの電動三輪車は取り扱っていないか。」
話を聞くと、ご本人だけでなく、ご家族も運転を心配している状況。
しかし、日常の移動は欠かせない。
その声を受け、三次マツダモータース(株)では考えました。
“免許返納後の暮らしまで含めて支えられる選択肢はないか。”
こうして検討が始まり、取り扱いが決まりました。


免許不要で乗れる電動三輪車
「REUDO RE001(アールイー・ゼロゼロワン)」は、リュウド株式会社が輸入・販売を行う電動三輪車です。
法律上は「特定小型原動機付自転車」に区分され、16歳以上であれば運転免許は不要。公道の走行も可能です。

主な仕様
車両区分:特定小型原動機付自転車
運転免許:不要(16歳以上)
価格:税込 297,000円
※車両本体標準小売価格:275,000円(税込)+エリア別配送料:22,000円(中国・四国)
最高速度:車道モード 約20km/h/歩道モード 約6km/h
航続距離:約50〜60km(フル充電時)
家庭用AC100Vで充電可能
荷台付き(最大積載量 約30kg)
※数値は使用環境により異なります。詳しくは以下のサイトよりご確認ください。
RE001 – リュウド株式会社
三輪ならではの安定感
REUDO RE001の特長は、三輪構造による安定性です。
走行中のふらつきが少なく、転倒リスクを抑えた設計となっています。
実際に、90歳近い方が利用されている事例もあるとのこと。
段差のある路面でも安定して走行できる点や、取り回しのしやすさから、女性利用者からの評価も高いそうです。
荷台も備えているため、買い物袋を積んでの移動にも対応。
日常の移動を無理なく支えてくれる設計になっています。







セニアカーでは物足りなさを感じていた人にとって、REUDO RE001は「無理なく、安心して移動できる」現実的な選択肢といえるでしょう。
今回の取材では、実際にREUDO RE001が公道を走行している様子を撮影しました。
ゆっくりとしたスピードで走行しながらも安定感があり、段差のある路面でも不安なく進んでいく様子が確認できますので、ぜひご覧ください!
取り扱い開始後に見えてきた反響
三次マツダモータース(株)での取り扱いは10月から開始。
現在も問い合わせが続いています。
特に多いのは、
・免許返納を検討しているご本人
・運転を心配しているご家族
からのご相談です。
「返納したいけれど、その後が不安」
そんな声が、地域の中に確実にあることを実感しているといいます。


移動をあきらめないために
今回の取り組みは、単に新しい商品を扱うということではなく、地域の暮らしに寄り添う選択肢を増やすことが目的でした。
現在、REUDO RE001は広島マツダ大州店でも展示予定です。
実車を見ながらサイズ感や安定感を確認でき、スタッフへの相談も可能です。
クルマでも、セニアカーでもない。
免許不要で、日常の移動を支える電動三輪車という選択肢。
免許返納後も、移動をあきらめないために。
その一歩として、知っていただければ幸いです。


